自分が書いた設計書の表紙に、所属している会社の名前がありませんでした。入っていたのは、一度も話したことのない別の会社の名前です。
SESエンジニアとして5年あまり、4社の現場を渡り歩いてきました。2社目は三次請け、3社目と4社目は二次請けだと自分で確かめて分かっていますが(1社目は商流を確認しないまま終わっています)、会社からその位置を教えてもらったことは一度もありません。
今回は、SESで自分が何次請けか調べる方法として、営業に聞く以外に現場で使える手がかりを、実体験から整理してお伝えします。
この記事で分かること
- 営業に聞くという定番の方法が、実際にはどこまで通用するか
- 現場にいるだけで商流が見える5つの手がかり
- 4社目に入場してから、実際にどの順番で確かめたか
- 逆に、手がかりにならなかったもの(ここも正直に書きます)
- 商流の深さが、単価・裁量・情報の遅さのどれに効いているか
- 知ったところで動けるわけではない、という限界について
目次
SESで自分が何次請けか調べる方法は、営業に聞くだけではありません
結論営業に聞くのは正しい方法ですが、それだけでは足りません。二つ先の会社は、営業自身も知らないことが多いからです。
このテーマを検索すると、まず出てくるのが「自社の営業に聞きましょう」という答えです。私も聞いたことがあります。ただ、返ってくる答えはたいていこうでした。
この案件って、うちは何次請けになるんですか?
うちが直接契約しているのは、〇〇社さんですね。
自社の直接の取引相手は分かっても、その先に何社挟まっているかまでは話が及ばない。私が経験した範囲では、この形のほうが多くありました。
とはいえ、営業が隠していると決めつけるのも違うと考えています。理由は3つあります。
営業から段数が出てこない3つの理由
- 契約は隣り合う2社の間でしか結ばれない自社が二次請けなら、元請けのさらに上に誰がいるかは、営業自身にも見えていないことが普通にあります。
- 会社自身も商流を把握しきれていない公正取引委員会の調査でも、聞いていた商流と実際の商流が違っていた、という事業者の声が報告されています(下の引用)。
- そもそも説明する義務がない雇用主が明示すべき労働条件は法令で列挙されていて、現場に関わるのは就業の場所と業務内容です。商流や間に入る会社は含まれていません(出典: 労働基準法施行規則 第5条第1項|e-Gov法令検索)。
聞いていたのは3社間の関係だったが、実際には間にさらに3社が入っていた。実務でやり取りしている企業と、請求書に出てくる企業が違っていた。
会社自身がここまで見えていないことがあるのだから、営業に「もっと詳しく調べてほしい」と求めるのも酷な話です。営業から具体的な社名や段数が出てこないのは、隠しているというより、そもそも説明する義務の外にあるからだと今は理解しています。
だから聞くこと自体は続けつつ、現場で自分の目で確かめる手段を持っておくほうが確実です。以下は、私が実際に使ってきたものです。
客先に直接聞いて、微妙な空気になったことがあります
観測で済ませるようになったのには理由があります。2社目にいたころ、客先の担当者に直接聞いてしまったことがあるからです。
雑談の流れで、つい口にしてしまいました。
御社がこの案件の元請けなんですか?
(一瞬止まって)……うちは発注する側です。
責められたわけでも、その後の関係が悪くなったわけでもありません。ただ、聞くべきではない質問をしたという空気は確かにありました。
後から考えると当然です。契約の構造は会社間の取引条件であって、常駐しているメンバーが客先に問い合わせる筋合いのものではありません。
しかも、私が知りたかった本音の部分は、どこにマージンが乗っているのかという話です。そこを客先に聞くのは、立場を考えれば無神経でした。
以来、商流については誰にも質問せず、目に見えるものだけで判断するようにしています。聞かずに分かる方法があるなら、そちらを選んだほうが安全です。
現場にいるだけで分かる5つの手がかり
営業に聞かなくても、現場で毎日目にしているものの中に商流の手がかりはあります。確かさの高いものから順に5つ紹介します。
1. 成果物の表紙に、どの会社名が入っているか
一番はっきりする手がかりがこれです。ここでは、自分が常駐している客先をエンド、エンドと直接契約している会社を元請け、自分の所属先を自社と呼んで整理します。
私の場合
3社目の保守改善の時期、私は改修のたびに設計書を書いたり更新したりしていました。その設計書の表紙に入っていたのは、自社の名前ではなく、元請けにあたる会社の名前だけです。ヘッダーとフッターの体裁も、その会社のテンプレートに揃えるよう指示されていました。
私が手を動かして作ったものは、その会社の成果物としてエンドに納品されていたわけです。成果物に名前が出る会社は、自分より必ず上にいます。
自分の会社名がどこにも出てこないなら、そこまでは確定します。そこから先は、表紙に入っている会社によって、分かることが次のように変わります。
| 表紙に入っている会社 | 分かること |
|---|---|
| エンドとは別の会社 | 自社は少なくとも二次請け。エンドと自社の間に、表紙の会社が最低でも一社挟まっている |
| エンドそのもの | 判定はここで止まる。元請けがエンドの体裁を使っているだけの可能性もあり、二次か三次かまでは分からない |
| 自社名も小さく併記されている | 商流が浅い可能性がある。成果物の責任をどこが持っているかは、体裁にそのまま出る |
3社目で私が見たのは1つ目の形で、自社が二次請けだと判断できました。この確認は、自分が触っているファイルを開くだけでできます。誰かに質問する必要がないので、角も立ちません。
見る場所は表紙だけではありません。表紙の会社より上にさらに階層があるかどうかは、次のような場所を見ないと分かりません。どれも共有フォルダを開けば見えるところにあります。
共有フォルダで見る場所
- 設計書・成果物の表紙とヘッダー・フッターの会社名
- 改訂履歴の承認者欄に並ぶ会社名
- テスト仕様書のフォーマットを配布している会社
- 課題管理票の起票者欄
私の場合、承認者欄に自社の人が一人も出てこないことに気づいたのが、階層がもう一段あることを疑ったきっかけでした。
2. 質問票の回答が返ってくるまでの日数
仕様に疑問があったときに出す質問票は、商流の段数を測る物差しになります。
2社目にいたころ、質問票を出してから回答が返ってくるまで3〜4営業日かかっていました。3社目では1〜2営業日です。
質問票を出してから回答が返ってくるまでの日数。どれも仕様の確認レベルの質問です。
内容の難しさが違ったわけではなく、差がついていたのは経由する会社の数のほうでした。質問は自社のリーダーを通り、元請けを通り、客先に届いて、また同じ経路を戻ってきます。経由する会社が1つ増えれば、往復で2日ほど伸びる。そういう体感でした。
回答が遅い現場にいると、自分の聞き方が悪いのかと考えてしまいがちです。私もそう思っていた時期がありました。ただ、遅さの正体が経路の長さなら、聞き方を工夫しても大して変わりません。
最大で四次請けの案件を経験した。エンドユーザーへの質問のたびに、間に入った業者の間でメールがたらい回しにされていた。
朝会や進捗定例に何社の人が座っているかを数えると、現場に関わっている会社の数が分かります。
2社目の現場では、出席者の入館証のストラップが3種類の色に分かれていました。客先のプロパー、元請け、そして自社を含む協力会社という区分だったのだと思います。
この手がかりの注意点
色分けはあくまで客先の入館管理の都合なので、商流の階層をそのまま表しているとは限りません。同じ色の中に、階層の違う複数の会社が混ざっていることもあります。数えられるのは会社の数であって、順番ではない、と考えておくのが安全です。
4. 会議体に呼ばれる範囲
自分がどの会議に呼ばれ、どの会議に呼ばれないかも情報になります。
要件を決める場に呼ばれず、決まった仕様を受け取る場にだけ呼ばれるなら、決定は自分より上の階層で終わっています。これは、工期が現場の外側で確定していたときと同じ形です。
呼ばれない会議が何段あるかは直接見えませんが、決定事項が誰から伝えられるかは分かります。自社のリーダー経由で降りてくるのか、客先の担当者から直接聞けるのかで、間に挟まっているものの厚みが違ってきます。
公正取引委員会の調査でも、設計などの打合せに中間に入っている会社が参加しないことが多い、という事業者の回答がありました(出典: ソフトウェア業の下請取引等に関する実態調査報告書(本体)|公正取引委員会)。会議の席に誰がいて誰がいないかに商流が表れる、という見方は、取引をしている事業者の側の実感とも重なっているようです。
5. スキルシートが誰宛てに出ているか
参画前の話になりますが、自分のスキルシートが客先に出るまでの経路も手がかりです。
営業が直接客先に提示しているのか、それとも一度別の会社を経由しているのか。面談の日程調整で何社の名前が出てくるかを見ていると、間に何社いるかの見当がつきます。
私が3社目に入る前、提出済みのシートを共有してもらったときには、自社の営業と客先の間にもう一社を経由していることが、やり取りの文面から分かりました。
| 観測できるもの | 何が分かるか | 確度 |
|---|---|---|
| 成果物の表紙の会社名 | 自分より上にいる会社の特定 | 高い |
| 質問票の往復日数 | 経由している会社の数の目安 | 中程度 |
| 定例の出席者の区分 | 現場に関わる会社の数(順番は不明) | 中程度 |
| 会議体に呼ばれる範囲 | 決定が自分より上で終わっているか | 中程度 |
| 面談調整に出てくる社名 | 参画経路に挟まっている会社 | 中程度 |
2社目(三次請け)
- エンド(客先)常駐している場所
- 元請けエンドと直接契約
- 二次請け元請けと自社の間に入る会社
- 自社(三次請け)=私質問票の往復 3〜4営業日
3社目(二次請け)
- エンド(客先)常駐している場所
- 元請け設計書の表紙に名前が出る会社
- 自社(二次請け)=私質問票の往復 1〜2営業日
今の現場で、入場してから確かめた順番
ここまでの手がかりを、実際にどの順で確かめているか書いておきます。4社目に入ったときの流れがそのまま参考になると思います。
4社目は社内向け業務システムの保守・改修で、独自の社内フレームワークを使う現場です。面談ではJava・TypeScriptを使う案件だと聞いていて、そこは説明どおりでした。参画前に分かっていたのは、そこまでです。
- 入場1週目:成果物の表紙を見た改修のたびに更新する設計書を開くと、表紙にはエンドとは別の会社の名前があり、自社の名前はどこにもありません。3社目と同じパターンで、少なくとも二次請けだという見当がつきました。
- 最初の数週間:質問票の往復日数を測った保守案件なので新規の質問票は少ないのですが、前フェーズの課題管理票が共有フォルダに残っていて、過去のやり取りを追えました。起票から回答まで、平均2営業日ほどです。
- 1か月後:定例の顔ぶれを数えたエンド側のリーダーとプロパー社員、表紙に名前のあった会社の担当者、自社のメンバーの3社です。表紙の会社と自社の間に、もう一社いる気配はありませんでした。
- 最後に:営業の説明と照らし合わせた参画前に営業が「直接契約しています」と名前を挙げたのは、表紙に出ていた会社でした。観測した結果と矛盾はありません。
4社目で確かめた商流
- エンド(客先)定例にリーダーとプロパー社員
- 元請け設計書の表紙に名前が出る会社/営業の言う「直接の契約先」
- 自社(二次請け)=私質問票の往復 平均2営業日
分かったからといって、担当業務の範囲が変わったわけでも、単価の交渉材料が増えたわけでもありませんでした。
それでも、参画してすぐに自分の位置を確かめておく習慣は無駄ではないと思っています。仕様の背景がなかなか降りてこないときや、質問の回答が遅いと感じたときに、原因を自分の外に置いて考えられるからです。
次の現場に移ったときも、同じ順番で確かめるつもりです。
逆に、手がかりにならなかったもの
使えなかったものも書いておきます。ここを混ぜて判断すると読み違えます。
| 手がかりにならなかったもの | 使えなかった理由 |
|---|---|
| 契約更新の連絡が誰から来るか | 何次請けであっても、更新の話は必ず自社の営業から来ます。雇用契約の相手は自社なので当然で、現場が変わるときの連絡経路も同じ。商流の深さとは無関係でした |
| 客先の社員と直接話せるかどうか | 二次請けでも客先の担当者と日常的にやり取りする現場はありましたし、逆に距離が遠い現場もありました。商流ではなく、その現場の運用ルールで決まっています |
| 残業の多さ | 三次請けだった2社目は月40〜60時間の残業がありましたが、二次請けの3社目でも忙しい時期はあります。商流の深さは工期の決まり方には効きますが、忙しさの絶対量とは直結していません |
商流の深さは、何に効いてくるのか
結論単価の天井、裁量の範囲、情報が届くまでの時間の3つです。私にいちばん響いたのは裁量でした。
そもそも、なぜ自分の位置を知る必要があるのか。私が実感している範囲では、効いてくるのは次の3つです。
- 単価の天井 商流の各階層で取り分が発生するので、深いほど自分に届く前の目減りが大きくなります。単価と自分の給与の差を考えるときの前提になります
- 裁量の範囲 技術選定も設計方針も上流で決まるので、深いほど判断する機会が減ります。手を動かす量は変わらないのに、決めた経験だけが積み上がらない状態になります
- 情報が届くまでの時間 質問の往復日数がそのまま伸びます。仕様の背景を知りたいときほど、この遅さが効いてきます
このうち、私にとって一番響いたのは2つ目でした。商流が深いことの本当のコストは、単価が目減りすることより、判断した経験が手元に残らないことのほうにあると考えています。
単価は次の現場で変わる可能性がありますが、積めなかった経験は取り返しがききません。
浅ければ良い現場か、というとそうでもありません
結論浅いほど良いとは限りません。現場の当たり外れは、商流の深さより運の要素が大きいと感じています。
商流の話をすると、浅いほど良いという前提で語られがちです。私も最初はそう思っていました。ただ、実際に経験した現場を並べると、そう単純でもありませんでした。
私の場合
三次請けだった2社目は、月40〜60時間の残業がある案件でした。一方、二次請けだった3社目は、移行期に夜間・休日対応があり、保守改善期は設計から結合テストまで関われたものの、要件定義には関わらず、依頼元とのやり取りは連絡窓口のリーダー経由でした。
商流としては浅いほうでも、要件を決める場には入れない現場でした。
現場の当たり外れは、私の実感では商流の深さより運の要素が大きいです。同じ二次請けでも、設計の議論に入れてもらえる現場と、決まったものを作るだけの現場があります。深さは条件の一部でしかなく、それだけで良し悪しが決まるわけではありません。
商流は現場を評価する物差しではなく、前提を説明する材料だと考えています。浅いから良い現場だと期待して入ると、別の理由で裁量が狭いときに理由が分からなくなります。
深い商流は違法なのか
結論階層が深いこと自体は違法ではありません。問題になるのは、実態が労働者派遣の重ね(二重派遣)になっている場合です。
自分の位置が分かってくると、これは問題のある状態なのかという疑問が出てきます。ここは切り分けが必要です。会社と会社が請負や準委任で契約を重ねていくこと自体は、違法ではありません。商流が3段でも4段でも、それぞれの契約が実態として請負・準委任であれば、階層の深さを直接禁じる規定があるわけではないという理解です。
エンジニアの準委任契約で最大5社が中間に入るケースがある。六次下請の末端技術者として参加したことがある。
(報告書の記述)細分化と再委託の繰り返しで、極端に長い商流が形成される場合がある。
一方で、労働者派遣を重ねる形、いわゆる二重派遣は禁止されています。厚生労働省のガイドも、契約の形式が準委任であっても、実態として指揮命令関係があれば労働者派遣に該当すると明記しており、判断基準は契約の形式ではなく各段階の実態のほうです(出典: 労働者派遣・請負を適正に行うためのガイド|厚生労働省)。
ただ、自分の現場がどちらに当たるかを判定するのは、メンバーの立場では現実的ではありません。この線引きは、厚生労働省の判断基準に詳しく触れた次の2本を見てもらうほうが正確です。再委託に必要な許諾の手続きは、商流制限の記事に書きました。
私自身は、階層の深さを違法性の問題として捉えるのはやめました。判定できない以上、そこに労力を割いても答えが出ません。それよりも、深さが自分の労働条件と経験の積み方にどう効いているかを見るほうが、実用的だと考えています。
知ったところで、動けるわけではありません
正直に書いておくと、3社目で自分が二次請けだと分かったところで、私は何も変えられませんでした。商流を理由に現場を移してくれと頼めるわけではありませんし、そもそも現場を移るきっかけは契約終了によるもので、こちらから選べる立場にありません。
それでも知る意味はあると思っています。効くのは行動ではなく、期待値の置き方のほうです。
質問の回答が遅いのは自分の聞き方の問題ではなく経路の長さの問題だと分かれば、無駄に自分を責めずに済みます。仕様の背景が降りてこないのが構造上の必然だと分かれば、現場で判断の経験を積もうとする努力が空回りしていることに早く気づけます。
変えられないものと、変えられるものを分けるための情報として使っています。次の現場に入ったときに同じ手がかりを見れば、前の現場より浅いのか深いのかを比較できます。この積み重ねは、営業に単価を聞くより確実に手元に残る情報でした。
面談で聞く項目に、一つ足しました
現場を選べないとはいえ、参画前に確認できることはあります。面談で確認する項目を自分の側で固定するようにしてから、私はそこに一つ足しました。
面談で角を立てずに聞ける質問
- 成果物のフォーマットは、どちらの会社のものを使いますか
- 質問票の回答は、通常どのくらいで返ってきますか
どちらも商流を直接尋ねるわけではないので、聞かれた側も答えにくくありません。実務上の確認として自然に成立します。
1つ目で返ってきた社名が客先と違えば、間に一社挟まっていることがその場で分かります。2つ目は、返ってきた日数から経路の長さが推測できます。
商流そのものを聞くと立場の話になりますが、仕事の進め方として聞けば、同じ情報が角を立てずに手に入ります。私が2社目で失敗したのは、この言い換えを知らなかったからでした。
聞きたい内容が同じでも、どの文脈で聞くかで相手の答えやすさがまるで違う、というのはこの件で学んだことです。
まとめ
SESで自分が何次請けか調べる方法として、営業に聞くのは有効ですが、それだけでは足りません。営業自身が二つ先の関係を把握していないことがあるからです。現場で確かめるなら、次の要点を持ち帰ってください。
- まず成果物の表紙を見る そこに出ている会社名は、自分より確実に上にいます。私が3社目で二次請けだと知ったのは、設計書の表紙に自社名がなかったからでした
- 次に質問票の往復日数を測る 経由している会社の数の目安がつかめます。4社目に入場したときも、この2つを最初の1か月で確かめました
- 連動しないものは手がかりにしない 契約更新の連絡元、客先社員と話せるかどうか、残業の多さは、商流の深さとは連動していませんでした。ここを手がかりにすると読み違えます
商流を知っても、明日から何かができるようになるわけではありません。それでも、単価の天井がどのあたりか、なぜ仕様の背景が届かないのかを説明できるようになります。
私にとっては、判断の経験が積みにくい理由が構造にあると分かったことが、一番大きな収穫でした。自分の努力不足だと結論づける前に、まず設計書の表紙を開いてみることをおすすめします。




